コンセント 2002-02-02

公開:2002-02-02/製作:2002年    old
日本
 

解説

 雑誌のフリーライターをしている朝倉ユキには引きこもりの兄がいた。やがて、兄はひとりアパートの一室で腐り果てた姿で発見される。後日、アパートを訪れたユキの目に最初に飛び込んできたのは掃除機のコンセントだった。以来、ユキは“死”の臭いを感じ始める。街中に溢れる“死”の臭いに悩まされるユキ。ある日、ユキは兄が生前、“コンセントに繋がっているときだけ動く少年”について話していたことを思い出す。兄はなぜ生を止めたのか? 一体“コンセント”とは何を意味するのか? ついにユキの精神は臨界点に達する……。

あらすじ

引きこもりだった兄が餓死したことを知らされた、フリーライターの朝倉ユキ。兄のアパートを訪れた彼女は、そこでコンセントが差し込まれたままの掃除機を発見し、暗示めいたものを感じる。以来、彼女は死の臭いを嗅ぎ分ける能力を持つようになり、同僚のカメラマン・木村が癌に侵されていることを言い当てるのだった。その後、かつての恋人で指導教授でもあった心理学教授の国貞やゼミの同窓生でシャーマニズムを研究している律子、彼女の夫で精神科医の山岸らの助けを借りて、本当の自分へと覚醒していくユキ。実は、彼女は社会の中でシャーマン的役割、つまり人々の心を解放へ向かわすコンセントのような役割を担っていたのだ。そして、自分の力を使って人々の心を癒していくようになった彼女は、もっと早く覚醒していれば助けられたであろうことを詫びる為、兄の霊と会うのであった。

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