隠された日記 母たち、娘たち 2010-10-23

公開:2010-10-23/製作:2009年    old
 

解説

『正しい恋愛小説の作り方』のジュリー・ロープ=キュルヴァルが監督を務めた、3世代にわたる女性の生き方を見つめた人間ドラマ。偶然祖母の日記を発見した孫娘とその母親、そして過去に家出した祖母らが織り成す複雑な心模様を大胆に描く。気丈な母親を演じるのは、大女優のカトリーヌ・ドヌーヴ。その娘を、『潜水服は蝶の夢を見る』のマリ=ジョゼ・クローズが熱演する。それぞれの時代を精いっぱいに生きる彼女たちの姿に勇気づけられる。

あらすじ

カナダで働くオドレイ(マリナ・ハンズ)は、フランスの片田舎・アルカションに帰省する。カナダでは第一線で働いてキャリアを積み、恋も自由に楽しんでいた。しかし、恋人ではないトムの子供を妊娠してしまう。自分たちは結婚には向いていないし、母親になることも不安で、何より仕事を犠牲にしたくないという思いから、オドレイは出産するか悩んでいた。母マルティーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、実家に併設された病院で医師として忙しそうに働き、父は優しくオドレイを迎えてくれた。オドレイは妊娠していることを打ち明けず、両親との再会を楽しむはずだったが、マルティーヌとオドレイはなぜかぎこちなくなってしまう。翌日、オドレイは海辺に佇む1軒の白い家を見つける。それは亡き祖父の家で、今は誰も住んでいなかった。カナダを発つ前に任された仕事に集中するため、オドレイは患者の出入りの多い実家ではなく、祖父の家に滞在することにする。ある日、オドレイは祖父の家のキッチンで、1冊の古い日記を見つける。それは、50年前、突然姿を消した祖母ルイーズ(マリ・ジョゼ・クローズ)が書いたものだった。そこには家族のために作った料理のレシピとともに、子供たちへの深い愛と、ルイーズの秘めた想いが書かれていた。

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