アバウト・ア・ボーイ 2002-09-14 About a Boy
解説
精神未成熟な独身男性が、悩み多き少年と出会うことで人生の意味を発見していくハートフルなドラマ。監督・脚本は「アメリカン・パイ」のポール&クリス・ウェイツ兄弟。共同脚本は「マップ・オブ・ザ・ワールド」のピーター・ヘッジス。原作・製作総指揮は「ハイ・フィデリティ」の原作者として知られるニック・ホーンビィ。撮影は「エリザベス」のレミ・アデファラシン。音楽はバッドリー・ドローン・ボーイの名で知られるシンガー、デーモン・ゴフ。美術は「コレリ大尉のマンドリン」のジム・クレイ。編集は「ノッティングヒルの恋人」のニック・ムーア。衣裳は「アンブレイカブル」のジョアナ・ジョンストン。出演は「ブリジット・ジョーンズの日記」のヒュー・グラント、子役のニコラス・ホルト、「ハムナプトラ」シリーズのレイチェル・ワイズ、「シックス・センス」のトニ・コレットほか。
あらすじ
ノース・ロンドンに住む38歳のウィル・フリーマン(ヒュー・グラント)は、亡き父がヒットさせたクリスマス・ソングの印税のおかげで仕事をせずに暮らしている。そんな彼は頑なに独身主義を貫いていたが、シングル・マザーをナンパしようとして知り合った、学校でいじめられている12歳の少年マーカス(ニコラス・ホルト)に頼られるようになる。やがてマーカスと同じ学校の12歳の息子を持つシングル・マザー、レイチェル(レイチェル・ワイズ)に恋してしまったウィルは、彼女の勘違いに合わせ、マーカスを息子として扱うことに。しかし真相を告白し、レイチェルにフラれてしまう。マーカスとの関係も悪くなるが、そんな時、マーカスは精神不安定な母親のフィオナ(トニ・コレット)を元気づけようと、学校のコンサートで場違いな歌をうたおうとする。彼が舞台でブーイングを浴びているところに、ウィルがギターを弾きながら現われた。観客の反応は好意的なものに変わる。これをきっかけに他者へ心を開いたウィルは、マーカスたち大勢の人間と一緒に、同じ家の中で楽しげな雰囲気を作り出しているのだった。