フレンチ・ドレッシング 1970-01-01

公開:1970-01-01    old
 

解説

 英国映画界の鬼才中の鬼才、ラッセルの記念すべき処女長編。英国南部の寂れたリゾート地。カンヌやヴェネチアに習って、ここでも町おこしのために映画祭を開催しようと企てる夢多き青年が、そのガール・フレンドを巻き込んで、頭の固いお役所の人々を相手に奮闘する。プロデューサーの“ジャック・タチ風の作品を”との要請を受けたラッセルがそうした期待に応えつつ、独自のユーモアとアイロニーに満ちた作品に仕上げている。

あらすじ

イギリスの寂れたリゾート地ゴームレイ。ここで働く青年ジム(ジェームズ・ブース)は何とかこの地をフランスのカンヌのように盛り立てようと決心し、映画祭を計画する。彼が考えたのは、人気絶頂のセックス・シンボルBB=ブリジット・バルドーならぬフランスの3流女優FF(マリーザ・メル)を担ぎ出し、またゴームレイの浜辺をヌーディスト・ビーチとして売り出そうとすることだった。やがてこの計画は、ジムのガールフレンドのジュディ(アリタ・ノートン)、市役所や市長(ブライアン・プリングル)らを巻き込む大騒動に発展。FFの登場で映画祭は成功するものの、引き続いて行なうはずのヌーディスト・ビーチはFFが気まぐれから帰国してしまい、立ち消え寸前に。意を決したジュディが代わりにヌードになるが、当日は雨にたたられ、見物人は市長らの他誰もいないという状態だった。それでもジムたちは、満足気に浜辺を歩いていくのだった。

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