リトル・フォレスト 夏・秋 2014-08-30
公開:2014-08-30/製作:2014年
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解説
五十嵐大介の同名コミックをもとに、都会から舞い戻った女性が厳しくも豊かな大自然の中で自給自足に近い生活をして、山の恵みを噛みしめ生きる力を充電する姿を描いた4部作のうちの2編。奥州市等岩手県でオールロケを敢行し、移ろいゆく四季を写している。監督・脚本は「重力ピエロ」「Laundry」の森淳一。主演は「桐島、部活やめるってよ」等により第86回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞ほかを獲得し各方面から高い評価を得、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』でお茶の間に親しまれた橋本愛。ドキュメンタリー映画「eatrip」を監督したフードディレクター野村友里が率いるプロジェクトチーム『eatrip』が本作のフードコーディネーターを担っている。
あらすじ
“小森”は東北のとある村の中の小さな集落。いち子は一度都会に出たけれど、自分の居所をみつけることができず、ここに帰ってきた。近くにスーパーやコンビニもない小森の生活は自給自足に近い暮らし。稲を育て、畑仕事をし、周りの野山で採った季節の食材から、毎日の食事をつくる。夏は畑でとれたトマトを使ったパスタや麹から作った米サワー、秋には山で採ったくるみの炊き込みごはん、栗の渋皮煮、冬は温かいひっつみや小豆を入れて焼いたマフィン、春はふきのとうを使ったばっけ味噌、春キャベツのかき揚げ。四季折々に様々の恵みを与える一方で、厳しさも見せる東北の大自然。時に立ち入りながら、自分と向き合う日々の中で、いち子は美味しいものをもりもり食べて明日へ踏み出す元気を充電していく…。