夢は時をこえて 津田梅子が紡いだ絆 2001-02-10

公開:2001-02-10    old
 

解説


 日本における女子教育の先駆者であり、津田塾大学の生みの親である津田梅子の足跡を追ったドキュメンタリー。記録映画監督の藤原智子による作品で、国内で多数の賞を受賞した。女優の二木てる美と横田ひろみがナレーションを担当。
 津田梅子は1864年、明治政府から派遣された女子留学生の一人としてアメリカに留学。18年後に帰国するが、日本での女性の地位の低さに絶望する。梅子は再びアメリカの大学に留学し帰国、1900年に日本初の私学の女子高等教育機関「女子英学塾」(後の津田塾大学)を作った。

あらすじ

1984年、冬。津田塾大学の大学タワーの屋根裏から、創始者・津田梅子がアメリカ時代の育ての親であるランマン夫妻に宛てた数百通に及ぶ手紙が発見された。1964年、江戸に生まれた梅子は、モダンな父の勧めもあって明治政府から派遣された5人の女子留学生のひとりとして、たった6歳でアメリカに留学した。恵まれた教育環境の中で育ち、無事に留学生活を終えた彼女が帰国したのは1882年のこと。ところが、彼女の祖国への期待は見事に裏切られてしまう。女性の地位の低さ、無責任な官僚組織と事大主義。祖国に失望した梅子は、再び渡米しブリンマー大学に留学。そして1900年、女性の真の自立を目指して日本に最初の私学の女子高等教育機関を麹町区一番町に開校した。やがて津田塾は、アメリカ時代の友人たちの援助もあって大きく成長。そこから巣立った卒業生は、各方面で活躍している。

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