アイ・ラヴ・ピース 2003-12-20
公開:2003-12-20/製作:2003年
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解説
島根県大田市。ろう者の花岡いづみは、大森の中沢ブレイスで義肢装具士を目指しながら働いていた。ある日、先輩の久保が地雷で手足を失った子どもたちの救援のため、NGOの一員としてアフガニスタンへ向かうことに。そこでいづみは、自分の可能性に挑戦したい一心で同行を志願。その熱意から許可が降りた彼女は早速アフガニスタンへ飛ぶ。その首都カブールは、街全体に無惨な戦禍の跡が刻まれていた。そんな中、NGOの診療所で多忙な日々を送るいづみは、ある日、地雷で片足を失ったパリザットという名の少女に出会う。
あらすじ
島根県大田市大森の”中沢ブレイズ”で、日本初の聾者の義肢装具士を目指して働いているいづみは、ある日、大学の先輩・日田の誘いでNGOの一員としてアフガニスタンに行くことになった同僚の久保に同行を頼まれ、戦争の傷跡も生々しいカブールへと赴く。滞在期間は10日間。その間に、義足を必要としている人たちの型を取るのがいづみの仕事だ。そんな忙しい毎日の中、彼女はパリザットと言う地雷で片足を失った少女と出会い、義足が壊れて困っている彼女に杖無しで歩ける義足を作ってあげたいと思うようになる。そして、その想いは帰国した後も絶えることはなかった。突然、いづみの前にパリザットが現れた。実は、NGOの資金集めの為に日田が彼女を連れて来たのだ。いづみは、自分の手でパリザットの義足を作ることを決意。果たして、義足は完成したものの、パリザットは杖を放そうとはしなかった。そんなパリザットを時に優しく時に厳しく励ますいづみ。やがてパリザットが日本を離れる日、彼女はいづみたちの前で杖無しで歩いて見せるのであった。それから一年後、再びアフガニスタンを訪れたいづみは、元気なパリザットと再会を果たす。