風雲児 長者番付に挑んだ男 2006-06-10
公開:2006-06-10/製作:2005年
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解説
ソープ嬢のヒモ生活から一念発起、和服の販売で財を成し、長者番付のトップにまで躍り出た実在の人物、浅岡裕二の生き様を描いた骨太ドラマ。三浦和義が本作で映画のプロデュースを初めて手がけ、さまざまな困難に打ち勝ちながら独自のビジネスでのし上がっていく男の一代記を衝撃のエピソードの連続で活写する。主演の美木良介をはじめ、織田無道、鈴木宗男など異色の人材による競演も見逃せない。
あらすじ
浅岡(美木良介)は、中学を卒業してから野放図な生活を送り、23歳の時にはソープ嬢のヒモになっていた。堕落した生活に見切りをつけるべく、25歳になってから猛烈に働き始める。それまでの生き方を恥じ入り、様々な苦労、失敗を重ね、何度も壁にぶつかりながらも、自らのアイディアから独特のビジネス商法を創造し、その中でも得意としていた和服の販売を中心に業績を急速に伸ばしていった。購入した女性たち全員をモデルに起用してTVCMに出演させたり、ファッションショーでもモデルとして登場させたりと、話題が話題を呼んで購入者が殺到する状態となる。その結果、浅岡の生み出した新ビジネスは、一躍、日商数千万円にもなった。花開いた彼のビジネス的嗅覚は、月を重ねるごとに莫大な売上げ数字に表れてきた。資本金4万円からスタートした事業は、わずか3年で年商20億にまで伸びた。貧しいどん底時代から急転、華やかな生活を味わい始めていた順風満帆の時、浅岡は突然逮捕される。社員が浅岡の車を盗み出した盗難事件をきっかけに、警察側が浅岡と顔見知りの暴力団組長の資金源に彼が絡んでいるのでないかと疑いを持ったのだ。そして脅迫の容疑で、浅岡は逮捕されてしまう。