あらすじ
いまではないいつか、此処ではない何処かの海辺の町で、若者アオイが暮らしている。義理の母メグミと暮らし、ゴーダが経営する小さな工場で働く、そんなアオイの生活がふとしたことで綻びが生じ、彼を巡る人間関係が壊れだす。次第に追い詰められていくアオイの前に、リクをリーダーとする素性の知れない若者たちや、自分のことを幽霊と言う謎の少女ココが現れる。若者達は無邪気なこどものようで、アオイもそんな自由な彼らに憧れを抱くのだが、そのひとりが起こした事件により、彼らの運命は大きく変わってしまう。どこまでも灰色の境界線上で生きていかねばならない彼等の、私達の世界によく似た物語。