一粒の麦 荻野吟子の生涯 2019-10-26

監督: 山田火砂子
公開:2019-10-26/製作:2019年    old
日本
 

解説

明治時代、国の医業開業試験に合格した日本初の公許女性医師、荻野吟子の生涯をたどる伝記ドラマ。女性に医者の認可制度がなかった当時、自身の闘病経験から女医の必要性を感じた吟子は、女性による女性のための医療の実現を目指し、道なき道を奔走するが……。荻野吟子をTV『科捜研の女』シリーズの若村麻由美が演じるほか、「しゃぼん玉」の綿引勝彦、「映画刀剣乱舞」の山本耕史、「二流小説家 シリアリスト」の賀来千香子が出演。監督は「母 小林多喜二の母の物語」の山田火砂子。

あらすじ

嘉永4年(1851年)、現在の埼玉県熊谷市に生まれた荻野吟子は、幼き頃より両親が兄たちより頭が良いと感嘆したくらいに聡明な女の子であった。だが男尊女卑のその時代、女に学問はいらぬと吟子は隣村の名主の家に嫁がされてしまう。さらに、夫から性病をうつされ子どもが産めない体になり、嫁ぎ先から実家に帰されることに。悲しみに暮れる吟子だったが、こんな無情なことはないと立ち上がり、自分と同じ運命で泣いている女性のためにも医者になることを決意。しかし、当時の日本には女性に医者の認可を与える制度はなく、吟子は男子の学校に通い、苦労に苦労を重ねて日本で初めての女医になる。そして明治18年(1885年)、本郷湯島に医院開業。やがて、吟子は基督教婦人矯風会風俗部長、大日本婦人衛生会幹事など社会運動にも従事していく……。

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