宇宙からのメッセージ 1978-04-29

公開:1978-04-29    old
 

解説

 『惑星大戦争』同様、『スター・ウォーズ』の日本公開にさきがけ、素早く作り上げた便乗作品。ストーリーは八犬伝に材を採っていたりと安直な部分もあるが、ビック・モローの起用、原寸大のリアベ号の建造など話題性は充分だった。『スター・ウォーズ』に比べ特撮の出来は見劣りはするものの、合成を使わずに戦闘機の追跡シーンを作り上げた点などが海外では高く評価された。

あらすじ

惑星ジルーシアは、太陽系から二百万光年の彼方にある平和な星であったが、今は宇宙の侵略者ガバナス人の要塞と化し、ジルーシア人は壊滅の危機にさらされていた。長老キドはこの危機を救う奇蹟の願いをこめた八つのリアべの実を太陽系連邦へ向けて放つとともに、孫娘のエメラリーダに八人の勇者を連れて帰るように命じた。リアべの実は、シロー、アロン、ジャック、メイア、ガルダらの手に渡った。ガバナス皇帝ロクセイアは地球征服をねらい、攻撃を続けた。地球連邦評議会議長アーネスト・ノグチはガルダに調停を依頼する。窮状を知ったシローたちは、リアべ号を完成させ、ジルーシア救出へと向かった。途中、不時着した星で、彼らはガバナス先王の子、ハンス王子と出会う。彼もリアベの実を持っていた。八人の勇者たちとガバナス軍の壮烈な宇宙戦がくりひろげられる。ガバナス要塞を破壊するためには、惑星を粉砕するしか方法はなかった。長老キドを残したまま、ジルーシアは爆音とともに宇宙に散った。その瞬間、リアべの実は宇宙に純白の花をあざやかに咲かせる。故郷をなくしたジルーシア人と、シローたちを乗せた帆船は、新天地を求めて字宙ヘと旅立って行くのだった。

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