殺人鬼を飼う女 2019-04-12
監督:
中田秀夫
脚本:吉田香織
公開:2019-04-12/製作:2019年
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解説
「リミッターを外せ!」を合言葉に始動した『ハイテンション・ムービー・プロジェクト』の第1弾として、中田秀夫が大石圭の小説を映画化。幼い頃、父から性的虐待を受けたキョウコの中には、四つの人格が共存していた。やがて、彼女の周りで謎の死が相次ぐ。出演は「ホワイトリリー」でも中田とタッグを組んだ飛鳥凛、「-×- (マイナス・カケル・マイナス)」の大島正華、「ひぐらしのなく頃に」の松山愛里、「風に濡れた女」の中谷仁美ほか。
あらすじ
キョウコはビストロで働く美しいギャルソン。だが幼い頃義父から性的虐待を受け続けた過去により、複数の人格が潜んでいた。別人格はキョウコを愛するレズビアンの直美、自由奔放なビッチで母親と同じ名を名乗るゆかり、そして虐待を受けた小学生のままのハルという様々な人格と辻褄を合わせながら暮らしている。母親の友香里は若いころから異性関係に奔放で、年下の彼氏がいながら、娘の職場にまで金をたかりくる有り様だが、お互いに嫌悪感を抱きながらも離れられずにいた。これらにより異性を好きになることのないキョウコであったが、ある日マンションの隣人が憧れの小説家・田島冬樹と知り恋心を抱き始める。そして二人の距離が縮まるにつれ、田島の周辺に不可解な出来事が重なり、別人格たちは田島の前にキョウコに近づかないよう忠告し、母親は「あの子は普通じゃない…」と助言をし、田島は次第に解離性同一性障害のキョウコを受けとめようとする。だがある日、キョウコの腕に“殺す”という恐ろしい文字が真紅の口紅で書かれ、何かを察したキョウコは動きにでるが、今まで保たれていた均衡が大きく崩れ始めようとしていた―。