教祖誕生 1993-11-20
監督:
天間敏宏
脚本:加藤裕司,中田秀子
公開:1993-11-20/製作:1993年
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解説
ビートたけしのベストセラー小説を映画化した社会風刺コメディ。音楽は元チェッカーズの藤井尚之が担当している。金儲けのインチキ新興宗教の布教活動に興味本位で参加することにした萩原聖人演じるいい加減な青年・高山和夫。教団内部の真相を徐々に理解し始めていたある日、和夫は行方不明の父親を探していたという教祖の娘たちに「教祖など誰にもなれる」となんと二代目教祖に祀り上げられてしまう。始めは戸惑う和夫だったが断食を始めたり、説法を説いたりと次第にその気になっていくのだった。
あらすじ
高山和夫は帰省途中に、ある新興宗教団体の布教活動を目撃し、そのインチキ臭さに逆に興味を覚え、教団の主管である司馬大介の口添えで一行に加わることになる。やがて教団の中では、教祖を純粋に奉り、神への信仰を全うしようとする青年部の駒村たちと、宗教活動を金儲けの手段と考える司馬や経理担当の呉ら二つの勢力があることが和夫にも分かってきた。そんなある日、行方不明の父親を探していたという教祖の娘たちが現れ、教祖は家に戻ってしまい、司馬は教祖など誰にもなれると何と和夫を二代目の教祖に仕立ててしまう。最初はとまどう和夫だったが、徐々に教祖の自覚が出てき、断食を始めたりする。だが、それすらも金儲けのイヴェントにしようとする司馬と駒村が遂に衝突し、司馬は駒村と争ううち彼を刺し殺してしまった。司馬が警察に捕まった後も、呉が教団を取り仕切っていこうとするが、まさに神になったかのように和夫は彼を追い払い、教団を続けていくのであった。