悦楽
公開: 1965年/製作:1965年
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解説
山田風太郎のミステリー『棺の中の悦楽』を、大島渚が脚色・監督。サラリーマンの脇坂篤のもとに、かつて家庭教師の教え子だった匠子から手紙が届いた。かねてから匠子を密かに愛し続けて、彼女のために殺人まで犯した脇坂だったが、匠子からの手紙は皮肉にも本人の結婚招待状だった。脇坂の手元には、殺人を目撃したという男から預かった大金だけが残った。男は刑務所におり、一年半後に出所してくる。自暴自棄になった脇坂は、男が出所する前に金を使い果たそうと、次々と女を貪っていくのだった。