新宿区歌舞伎町保育園 2009-01-31
解説
新宿歌舞伎町という夜の街を舞台に、ホスト4人が保育園を立ち上げるまでの紆余(うよ)曲折を描く心温まる物語。成り行きで子どもたちを預かることになったホストらが次第に団結し、保育園の認可を取り付けるまでをユーモアを交えてつづる。ダメダメなホストにふんするのは『荒くれKNIGHT』の鎌苅健太や『キズモモ。』の河合龍之介ら若手イケメン俳優たち。夜の帝王から一転、子どもたちと心を通わせていく彼らのキュートな変ぼうぶりに目を見張る。
あらすじ
新宿・歌舞伎町のホストクラブ“誠”で働くホストの健二(鎌苅健太)、進(河合龍之介)、達也(宮野真守)、優(兼崎健太郎)。電飾で飾られ、大勢の女性客で賑わう店内は、ドンペリの一気飲みなど、夢のような世界が繰り広げられていた。ステージでは、雇われ歌手のダイゾー(DAIZO)がバラードを歌っている。ある日、そんな店にヤクザが怒鳴り込んでくる。“誠”の社長が、ヤクザの組長のカネに手を付けていたのがバレたのだ。しかし直前に情報を入手していた社長は、こっそり逃げ出していた。突然の乱入に店内は混乱し、客もホストも逃げ惑う。そんな中、客に酒を飲まされすぎてトイレにこもっていた健二と、そこに逃げ込んできた達也、優がヤクザに捕まってしまう。3人は強引に3000万円の借用書に拇印を押され、社長が盗んだカネを肩代わりさせられる。朝、忘れ物を取りに進が戻ってくる。しかし、ピンチにおちいった3人には冷たい態度を取る。進にキレて向かっていこうとする達也を、健二と優が必死に止める。達也から逃げるように進が店を飛び出すと、店先で赤ちゃんを抱いたフィリピン人女性とぶつかる。女性はタガログ語で進に何かを言うと赤ちゃんを手渡し、すごい勢いで走り去っていく。これをきっかけに、4人は歌舞伎町で保育園を始める。