コアラ課長 2006-01-14
公開:2006-01-14/製作:2005年
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解説
カリスマ宣伝マンの叶井俊太郎が『えびボクサー』『いかレスラー』に続いてプロデュースした動物系企画映画の第3弾。『いかレスラー』で叶井と組んだ河崎実監督がメガホンを取り、ホラー、純愛、格闘技アクション、ミュージカルとノンジャンルの構成で鬼才ぶりを発揮。主人公に扮する平成『ゴジラ』シリーズのスーツアクター、破李拳竜を始め、特別出演の西城秀樹までバラエティに富んだキャストによる悪ふざけが爽快な異色作だ。
あらすじ
ラブルス漬物株式会社の企画課のサラリーマン、田村はどこにでもいるごく普通のコアラ課長。だが、彼を突然の悲劇が襲う。恋人の阿部洋子(エリローズ)が自宅で惨殺したいとなって発見され、その容疑が彼にかけられたのだ。刑事・小野(野村宏伸)は6年前に田村の妻・由加梨(エリローズ、二役)が失踪していたという事実を知り、田村を快楽殺人鬼と決めつけ執拗に取調べを行うが、決定的な証拠はみつけられなかった。田村は妻が失踪した前後の記憶を喪失しており、精神科医の野中(黒田アーサー)のカウンセリングをうけていた。やがて、田村は野中から驚くべき事実を知らされる。それは、田村はかつて家庭内暴力の末、妻の由加梨を殺害してしまったが、会社を守るために部下に死体を遺棄させ、催眠療法で殺害の記憶を消したというとても信じられない話だった。しかし、連続殺人事件の裏には100年の怨恨が生んだ驚くべき国際的陰謀が潜んでいた。そして、さらなる猟奇殺人事件が発生する。果たして田村は本当に猟奇連続殺人コアラなのか? 妻・由加梨の失踪の謎は解明されるのか? やがて、物語は急転直下、誰にも想像できない驚愕のクライマックスへと突入していく……。