真昼の花 2005-10-08

公開:2005-10-08/製作:2005年    old
日本
 

解説

 母と兄との3人暮らしをしていた「私」。ある日、兄が家を出ていき、その後母も急死してしまい、「私」は突然独りぼっちとなってしまった。「私」は会社を辞め、兄を探して沖縄でバックパッカーとなった。気ままな放浪生活を送っていた「私」だったが、ある時、有り金のほとんどを入れていたカバンをどこかに置き忘れてしまうのだった。手元に残ったわずかな金を見て急にやるせない気持ちになる「私」。そんな時、自分と同じバックパッカーの女性アキコと出会う…。

あらすじ

母、兄と平穏な暮らしをしていた“私”(森下千里)だが、ある日、兄がバックパッカーとなって南の島に移住する。その数年後、母が急逝する。たったひとりになった“私”は、このまま平凡なOLとして暮らしていくことに疑問を覚え、兄を追いかけて、自らも南の島・沖縄に向かう。しかし、謎の女性(大西麻恵)と遭遇した直後に“私”は有り金のすべてを失くしてしまい、彼女が盗んだのではないかと疑いながらも無一文となってしまう。残りの金で、あと何日暮らせるだろうか? そんな“私”に街で声をかけ、食事をおごってくれた謎の男(黒田アーサー)。彼の真意がどこにあるのかは、まったくつかめない。しかし、彼とコミュニケーションをとっていくことで、“私”の中で何か大きなものが動き出す。“私”に大きな影響を及ぼす者は、他にもいた。先輩の女性バックパッカーの、アキコ(伊藤裕子)だ。放浪のダイバーである彼女は、安宿を探したくて“私”に接触してくる。アキコに相通じるところがあり、“私”たちは宿をシェアすることになる。数日の日々が経ち二人の関係に変化が出てきて、やがてすれ違いが起こってくる。そして、想像だにしなかったことが、二人にふりかかる。また、鉄くずとコンクリートの塊に囲まれた廃墟に住む人々とも“私”は出会う。世間から隔絶された場所で、独自のリズムで生きる彼らと触れ合うことで、“私”のリズムも次第に変化してゆく。

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