LOVEHOTELS ラヴホテルズ 2006-06-03
解説
日本独自のカルチャー“ラブホテル”を舞台にしたオムニバス・ラブストーリー。二股や不倫、セックスフレンドにアンチセックスなど、4人のヒロインにまつわる物語を描く。「おいしいプロポーズ」『NANA』などで人気上昇中のサエコ、自らを売り込む“就活女優”の原田佳奈や『ゲロッパ』の片山けいらが共演し、それぞれが個性的なヒロインを熱演する。一筋縄ではいかない男女の関係や心のひだを垣間見せてくれる。
あらすじ
スズコ(原田佳奈)はクリスマスに、先約の男コースケと駆け込みの男ソウに誘われ、思わず二つともOKしてしまう。去年のクリスマス、スズコはラブホテルにピザ配達のバイトをし、恋人のいない寂しいクリスマスを過ごしていた。だから、今年こそは素敵な人と一緒にいたかったのだ。二つの部屋を行き来するスズコ。そこへ、ピザ配達の女の子が現れ、スズコは彼女に去年の自分を重ねてしまう……。サクラ(片山けい)とトオルは学生時代からの同級生だ。トオルと美咲はすでに結婚し、五歳になる息子がいる。しかし、サクラとトオルは不倫関係にあった。サクラにとってトオルは、やっと手に入れた男である。しかし、二人の関係が美咲にばれてしまい、サクラはある決断をする……。友人同士のサチ(三浦敦子)とタクは、体の関係をずるずると続けていた。突然にサチの前から消えては、また現れる自分勝手なタク。しかし、サチはタクとの関係をなぜかずっと捨てきれない。そんなある日、タクの告白により、ふたりの関係は変化していく……。ラブホテル経営者の娘・愛(サエコ)は、家の仕事の影響で「セックス」と「男と女」が苦手だった。そんな愛が父親の死をきっかけに、ラブホテルで働くことになる。セックスだらけの現実を目の当たりにしてうんざりの愛だったが、そこに訪れるカップルを見るうち、恋に目覚めていく。そして、ホテルで働く青年、春樹のことが気になり始める。ラブホテルを舞台に、それぞれ事情を抱えた女性たちの4つの物語が展開される。