バット・オンリー・ラブ 2016-04-02

公開:2016-04-02/製作:2015年    old
日本
 

解説

1980~90年代にピンク映画で活躍し、“ピンク四天王”の1人に数えられた佐野和宏が、18年ぶりに脚本・主演兼任で手掛けた監督作。咽頭がんで声帯を失った佐野自身の経験を投影した主人公が、娘が自分の子でないことを知り、苦悩する。映画評論家として活躍する寺脇研が、「戦争と一人の女」に続いてプロデューサーを務めた。

あらすじ

咽頭がんで声と仕事を失い、人生を見つめ直した佐々木宏(佐野和宏)は、長年連れ添った妻・晴美(円城ひとみ)と2人で穏やかな時間を過ごしていた。晴美との会話は筆談ながら、互いに顔を見れば言いたいことは伝わる、そんな日々の繰り返しだった。ところがある日、宏の幸福な日常を根底から覆す事件が起きる。それは、娘の久美子(芹澤りな)から、自分は誰の子かと詰問されたことから始まった。宏と晴美の血液型が、久美子の血液型と合わなかったのだ。青天の霹靂のような事実に大きな衝撃を受け、激しく動揺する宏。これをきっかけに生じた晴美への疑念。さらにそれは嫉妬と憎悪に変わり、やがて妄執へ……。叫びたくても声が出ない、届かない。愛を求め、確かめようともがく男の淫靡で孤独な旅が始まる……。

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