太陽の傷 2006-09-16
監督:
三池崇史
脚本:大川俊道
公開:2006-09-16/製作:2006年
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解説
凶悪な少年犯罪と世間の偏見に巻き込まれ、愛する娘と妻を失った男の壮絶な苦悩の日々を描く社会派ドラマ。『ゼブラーマン』をはじめ、数々の作品でタッグを組んできた三池崇史と哀川翔が、理不尽な犯罪を発端に極限まで追い詰められていく男の魂の苦闘をいぶり出す。良き家庭人としても知られる哀川が鬼気迫る主人公を熱演し、近年エスカレートする少年犯罪への対応が問題視されている少年法の存在意義に一石を投じるテーマが胸を打つ。
あらすじ
幼い娘、愛する妻と共にささやかな幸せをかみしめて生きる、中年男・片山(哀川翔)。彼はある日、少年グループの浮浪者への暴行を止めようとして、グループのリーダー・神木(森本慧)の恨みを買う。漠然とした不安を感じる中、神木の手により最愛の娘が殺害される。神木は警察に連行されるが、マスコミ報道では事件の遠因が片山にあると取りあげられ、世間の冷たい視線に耐え切れずに妻も自ら命を絶つ。3年後、神木が既に仮釈放扱いで保護観察所から出ていることを知った片山は、本当に更生しているのかを、神木本人に会って確かめようとする。だが、少年法や保護更生プランが壁になって、面会することさえままならない。一方、神木は少年たちの間で伝説の存在になっていた。片山の中に、神木への復讐心が徐々に芽生え始めてゆく。