あらしのよるに 2005-12-10
公開:2005-12-10/製作:2005年
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解説
小学4年生の国語の教科書に採用された、絵本を映画化した話題作。オオカミとヤギの間に生まれた奇妙な友情物語に、切なさと笑いが絶妙なバランスで込められている。『キャプテン翼』『タッチ』を監督した、日本アニメ界の大御所として知られる杉井ギサブローが監督を務める。また、オオカミの声は中村獅童、ヤギの声は成宮寛貴が務めたことでも話題になっている。すべての世代に真の友情や心と心のふれ合いの大切さについて問いかけた作品。
あらすじ
嵐の夜、雨宿りに入った古小屋の暗闇の中で出会ったオオカミのガブとヤギのメイ。2匹は、”食う者“と”食われる者“と言う立場を超え、友情を育むようになっていくが、それぞれの仲間はそれを許さなかった。そこで、追いつめられた彼らは群れを離れ、遠くに見える山の向こうにオオカミとヤギが暮らせる森があることを信じて歩き出す。だが、オオカミたちの執拗な追跡や山の上での猛吹雪に遭い、遂にメイが力尽き倒れてしまった。自分を食べて生き延びて欲しいと、ガブに訴えるメイ。そんなメイを守る為、かつての仲間たちに戦いを挑むガブ。とその時、ガブとオオカミたちを雪崩が飲み込んだ! 翌朝、山の向こうに緑の森を発見したメイは、雪崩から生還したガブとも再会を果たす。ところが、記憶を失っていたガブは、メイを捕らえ食べようとする。しかし、メイの必死の呼びかけでガブの記憶は蘇り、2匹は再び仲の良い友だちに戻るのであった。