ファイアーライト 1999-05-01
公開:1999-05-01
old
解説
ソフィー・マルソー主演の恋愛ドラマ。数奇な運命に翻弄されながらも、子を持つ母親として、妻として、愛に生きる女性の姿を描く。監督は本作がデビュー作となる、『ネル』の脚本家ウィリアム・ニコルソン。19世紀のロンドン。22歳のスイス人家庭教師エリザベスは、父親の負債を救うため、イギリス人貴族チャールズからある提案を受諾する。それは子供のいないチャールズのために、彼の子供を産むことだった。そして7年の歳月が流れ、彼女は家庭教師として未だ見ぬ我が子と再会するが...。
あらすじ
1837年、ロンドン。22歳のスイス人家庭教師エリザベス(ソフィ・マルソー)は負債を負った父の窮地を救うため、貴族チャールス(スティーヴン・ディレイン)の提案で子供ができない彼のために彼の子を産む取引を結んだ。三夜を共にすごすうち、ふたりは深い仲になったが、子供を渡した後は二度と会わないことを約束した。9ヵ月後、エリザベスは女児を産んだが、娘はすぐに彼女から引き離された。だが、彼女はずっと娘のことを思い続けた。7年後。エリザベスは南部サセックス州にあるチャールズの邸に7歳になる娘ルイザ(ドミニク・ベルコート)の家庭教師となる。娘の居所を捜し続けた果ての決断だった。実の母親がどこかにいると察しはじめたルイザは、わがまま一杯に暮らしており、エリザベスにも反抗的な態度をとり続ける。母親であることを隠しながら、そんなルイザを厳しくしかし暖かくしつけていくエリザベス。当初はエリザベスとの思いがけない再会にとまどっていたチャールズも、再びエリザベスにひかれていき、ふたりの仲は再燃した。ルイザもやがてエリザベスが本当の母親だと感じ始め、エリザベスの前に新たな運命が開けていくのだった。