プライド 2009-01-17

監督: 金子修介
脚本:高橋美幸,伊藤秀裕
公開:2009-01-17/製作:2008年    old
日本
 

解説

境遇も性格も正反対の音大生の女の子同士が、オペラ歌手の夢を目指し互いに切磋琢磨(せっさたくま)していく青春ストーリー。オペラの世界を本格的に描いた一条ゆかりの同名マンガを基に、『DEATH NOTE デスノート』シリーズの金子修介監督が映像化。美ぼうと才能に恵まれた史緒を5オクターブの声域を持つ歌手のステファニーが演じ、ライバルの萌を満島ひかりが演じる。映画史上初めて使用の許可が降りた新国立劇場でのロケーションも見逃せない。

あらすじ

オペラ歌手を目指す音大生の緑川萌(満島ひかり)は、アルバイトで訪れた豪邸で、同じく音大でオペラを学ぶ麻見史緒(ステファニー)と出会う。だが、史緒に誘われて一緒に出掛けたオペラ劇場で、人気オペラ歌手の娘という恵まれた境遇の彼女と貧しい母子家庭育ちの自分の差を思い知らされ、激しい嫉妬を覚える。同じ日、史緒は父から破産を告げられる。夢への道を突然絶たれた史緒は、チャンスを掴むためオペラコンクールに出場。だが、対抗心から同じコンクールに出場した萌に心の隙を突かれて動揺、優勝を奪われてしまう。汚い手を使う萌に怒り心頭の史緒。やがて、萌はコンクールを主催したレコード会社副社長の神野隆(及川光博)に恋心を抱くが、彼は史緒に結婚を持ちかける。その一方で、大学のピアノ科に通う池之端蘭丸(渡辺大)と知り合った史緒は、彼の母親が経営する銀座のクラブで歌手として働き始める。ともに音楽に夢をかける者として距離を縮めていく2人。そこへ、神野の気を引くために女を磨こうと考えた萌が現れ、ホステスとして働くようになる。ある日、スランプに陥った史緒が遅刻。代わりに萌がステージに立つと、その歌声は聴くものを魅了。それを目にした史緒は自分の歌を磨くため、オペラを続けることを条件に神野と婚約する。事あるごとにぶつかる2人だったが、客のリクエストでデュエットを行うと、息もピッタリな最高の歌声を披露する。それを聞いていた蘭丸は、3人でユニットを結成し、ニューヨークの音楽プロデューサーが参加するコンサートに出場することを提案。ユニット名は3人のイニシャルを取った“SRM”。史緒は蘭丸と自分自身のために参加を決意する。だが、史緒と神野の婚約を知った萌は、怒りに任せて彼女を殴り飛ばしてしまう。果たしてSRMのライブは実現するのか? 萌、史緒、蘭丸の3人は、それぞれの夢に向かってどんな一歩を踏み出すのか……?

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