トレヴィの泉で二度目の恋を 2015-01-31 Elsa&Fred

公開:2015-01-31/製作:2014年    old
アメリカ
 

解説

オスカー受賞経験者の名優、シャーリー・マクレーンとクリストファー・プラマーが共演し、老齢の男女が恋をする姿をユーモラスに描いたラブストーリー。妻を亡くし、アパートに引っ越した堅物の老人が、陽気な隣人の女性と出会い、やがて惹(ひ)かれ合っていくさまを映す。監督は、『イル・ポスティーノ』などのマイケル・ラドフォード。共演に、『ポロック 2人だけのアトリエ』のマーシャ・ゲイ・ハーデン。フェデリコ・フェリーニの『甘い生活』へのオマージュや、名優2人の好演が見どころ。

あらすじ

人生の晩年を迎えたエルサ(シャーリー・マクレーン)には、まだ叶えていない夢があった。それは、ローマにある“トレヴィの泉”を訪れ、フェデリコ・フェリーニ監督が「甘い生活」で描いたような甘美なシーンに自分も立ってみたい、というもの。80歳のフレッド(クリストファー・プラマー)は7ヵ月前、長年連れ添った妻に先立たれ、失意のどん底にあった。娘リディア(マーシャ・ゲイ・ハーデン)の勧めで心機一転、住み慣れた家から小さなアパートメントへ引っ越したものの、心は沈んだまま。そんな時、隣に住むエルサが、リディアの車のヘッドライトを破損してしまう。修理代金の小切手を持ってフレッドの家を訪ねたエルサは、いつものクセでつい小さな嘘をつく。それは、未亡人である自分の年金で5人の孫たちを養っているという作り話だった。その嘘を信じたフレッドは、彼女に同情して小切手を返却。意外な行動に驚きつつ、その優しさにエルサの心は揺れ動く。“偏屈なジジイ”という最初の印象は、いつの間にか好意に変わっていた。けれど、楽観的で肯定的なエルサとは正反対のフレッドは、全てに対して悲観的で否定的。それでも、エルサの努力によって、冷え切っていたフレッドの心に少しずつ変化が訪れる。少しお洒落をして家を訪ねてきたフレッドに、“トレヴィの泉”に行きたかったこと、若い頃にピカソに絵を描いてもらったことなど次々と楽しそうに語るエルサ。その半分以上は愛嬌ある嘘で固められているものの、フレッドには刺激的な話だった。そして、一緒に散歩に出かけ、ダンス教室を訪れるうち、フレッドは笑顔を取り戻し、気づけば彼女に恋をしていた。まるで若い恋人同士のような2人の関係は順調そのものだったが、実はエルサはまだ秘密を抱えていた。そして、ある出来事をきっかけに、これまでのエルサの嘘がばれてしまう。すべてが明らかになった時、フレッドが取った行動とは……。

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