海月姫 2014-12-27
監督:
川村泰祐
脚本:大野敏哉
公開:2014-12-27/製作:2014年
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解説
ベストセラーを記録し、アニメ化もされた東村アキコのコミックを実写化した異色ドラマ。オタ女子ばかりが住人の男子禁制アパートに暮らすクラゲオタクの女性が、女装男子と育む不思議な友情を追い掛けていく。メガホンを取るのは、『映画 ひみつのアッコちゃん』などの川村泰祐。テレビドラマ「あまちゃん」がブレイクした能年玲奈と『男子高校生の日常』などの菅田将暉が、主人公の男女を熱演する。オタクネタを随所にちりばめた物語もさることながら、ヒロインのオタ仲間にふんした池脇千鶴、太田莉菜、篠原ともえらの怪演も見もの。
あらすじ
レトロなアパート天水館に越してきた、何よりもクラゲを愛しイラストレーターを目指す倉下月海(能年玲奈)は、自分に自信が持てずおしゃれな人や異性を前にするとおどおどとしてしまう癖があった。同じく天水館に住むのは、鉄道オタクのばんば(池脇千鶴)、三国志オタクのまやや(太田莉菜)、枯れたおじさまに心酔するジジ(篠原ともえ)、和物を好む千絵子(馬場園梓)ら、個性の強いオタク女子ばかり。自分たちを尼~ずと呼び、男を必要としない人生をモットーにそれぞれ己の道を邁進していた。ある日、月海が熱帯魚店でトラブルに遭っているところを、きれいな女性に助けてもらう。しかしそのきれいな女性は実は蔵之介(菅田将暉)という男性であることがわかり、驚きを隠せない月海。蔵之介は月海や尼~ずを気に入りしばしば天水館を訪れるようになり、その中で月海は化粧など初めてのことをいくつも経験し、彼の影響を受け少しずつ変わっていく。一方、水面下で天水館取り壊しを狙う計画が動き始めていた……。