花ゲリラ 2009-01-24
公開:2009-01-24/製作:2008年
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解説
人知れずに花の種をまいて街を回る青年と、平凡な毎日にうんざりするOLの心の交流を描いたヒューマンドラマ。監督は『LOVE MY LIFE ラブ マイ ライフ』の川野浩司。主人公の男女を『トリコン!!! リターンズ triple complex RETURNS』の小西遼生と『イヌゴエ 幸せの肉球』の伴杏里が演じている。共演は『僕らの方程式』の永山たかし。作品が持つハートウォーミングな雰囲気と、フレッシュな若手キャストたちの好演が見どころだ。
あらすじ
社会人2年目の映子(伴杏里)はデスクワークばかりで張り合いのない仕事と、会社と家を往復するだけの代わり映えのない生活に退屈を感じていた。ある夜の帰宅途中、線路に人影を見つける。しかし、その男はその場を逃げ去っていく。数日後、映子はあの夜のことをふと思い出し、再び線路に向かう。そこにはまた、あの男・ユウスケ(小西遼生)の姿があった。ユウスケは、夜になると街の様々な場所に花の種を蒔いて歩いていた。ユウスケの行動をおもしろいと感じた映子は、それを手伝うと勝手に宣言する。ユウスケは戸惑いつつも、積極的な彼女に巻き込まれていく。こうして2人の“花ゲリラ”が始まった。しかしユウスケには、花ゲリラをしているつもりはなかった。昼間は家に引きこもっている彼にとって、夜に人知れず花の種を蒔くことだけが、唯一の社会とのコミュニケーションの方法だったのだ。ある夜、2人が線路で種を蒔いていると、鉄道保線員の川辺(大河内浩)に見つかり怒鳴られる。反論する映子に対し、ユウスケは何も言えなかった。その後、川辺やその妻など、人々との出会いを通じて、自分からは決して変えることができなかった2人の生活に変化が生まれていく。