東京闇虫パンドラ 2015-04-04
解説
多額の借金を抱えた青年が裏社会の危険な仕事に手を染めていく本田優貴の人気コミックを実写映画化した『東京闇虫パートI・パートII』の続編。援交デリヘル嬢を中心に、彼女の視点から裏社会の闇に飲み込まれていく人々の姿を描く。ヤクザに危険な状況へと追い込まれていくヒロインに人気グラビアアイドル篠崎愛、原作の主人公・野々宮役には『ヴァンパイア・ストーリーズ CHASERS』などの牧田哲也。前作に続き佐藤佐吉がメガホンを取り、同じ役柄でやべきょうすけも続投する。
あらすじ
鬼塚結衣(篠崎愛)は、仲間とネットカフェで寝泊りしている家出少女。生活費と将来の夢のために、仲間とともに援交デリヘル嬢の仕事で稼いでいた。いつものように客を取り、とあるマンションに向かう結衣。そこで待っていたのは、高校教師の野々宮孝(牧田哲也)。教師という素性を知った結衣は、小心者で人の良さそうな野々宮を“学校にバラす”と脅迫し、彼の家に居座る。こうして、家出援交デリヘル嬢と高校教師の奇妙な同居生活が始まった。その一方で、仲間が客に殴られ、逃げられる事件が発生。援交デリヘル嬢は、客に何をされるか分からない体を張った危険な仕事だった。それでも結衣がこの仕事を続けるのには、理由があった。彼女のお腹の中には、赤ちゃんがいたのだ。子供を産んで、仲間たちと一緒に住む家を買うことが、彼女の夢。そのためには、稼がなければならない。だが、結衣と仲間たちは、自分たちだけで仕事をするのは限界があることを悟る。そんな時、仲間の1人であるななせ(百川晴香)が、“いざとなると頼りになる人がいる”と、ある男を結衣たちに紹介する。それは、鯖田(やべきょうすけ)というヤクザだった。鯖田は、彼女たちにボディーガードをつけ、金払いのいい上客も紹介すると申し出る。さらに、妊娠している結衣の体を気遣うかのように、結衣を仲間のリーダーにして打ち子に専念してはどうかと提案。仲間たちの同意もあり、結衣は鯖田を後ろ盾に、援交デリヘル嬢の打ち子をしてさらに稼いでゆく。だがそれは、結衣にとって、見えない闇地獄の入口だった……。