最近、蝶々は… 2014-05-10
公開:2014-05-10/製作:2014年
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解説
女性の奥底に眠る欲望を描いた内田春菊による同名コミックが原作のエロティック・サスペンス。太腿に蝶のアザを持つ女を巡る恐怖を描く。監督・脚本は、「出逢いが足りない私たち」でも内田作品を映画化している友松直之。出演は、「かなりあ 人生をうまく跳べない人2」の後藤理沙、「ダスク 死を呼ぶ女」の徳元裕矢。
あらすじ
三十歳を前に恋人との結婚が破談になった篠崎瑠可(後藤理沙)には、勤めている会社の同僚たちに隠している秘密があった。毎朝目覚めると、精液としか思えない臭いを放つ液体が股間に滴るのだ。1回の量とは思えないほど大量のときもある。長らくセックスもしていなければ、恋人との行為の際は必ず避妊具を使っていた。身体のあちこちにキスマークのようなアザもある。同僚たちが回し読む女性誌の“毎晩幽霊に犯される私”というトンデモ記事も笑い飛ばせない。そのページの担当記者・萩本(徳元裕矢)は、“蝶憑き女”の取材をしようとしていた。街を徘徊して、「私の2匹の蝶を見たくない?」と男を誘ってはスカートをまくり上げるという女の噂だ。萩本はあまりにも信憑性に欠けるので記事にするのをためらうが、ちょうどそのころ、雑誌社に瑠可から相談の電話が入る。萩本は取材も兼ねて瑠可の相談に乗ろうと、彼女と待ち合わせる。面談中、瑠可に異変が起こる。それまでのおどおどとした態度が一変し、余裕のある微笑みを見せた彼女は、身体にあるアザを見てほしいと萩本をホテルに誘う。ホテルの一室で、躊躇することもなく服を脱いだ瑠可の太腿の付け根には、蝶憑き女の噂にある蝶の形のアザがあった。混乱の末に瑠可は自殺するが、蝶憑き女はタクシー運転手・克子(内田春菊)に宿主を変え、瑠可の姿で男を誘いに街を徘徊する……。