はるヲうるひと 2021-06-04
監督:
佐藤二朗
脚本:佐藤二朗
公開:2021-06-04/製作:2020年
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解説
俳優の佐藤二朗が主宰する演劇ユニットで上演した舞台を、自ら原作・脚本・監督・出演し映画化。至るところに置屋が点在する島に、置屋を仕切る長男・哲雄、哲雄に子分のように従っている次男・得太、長年の持病で床に伏している長女・いぶきの3兄妹がいた。出演は、「50回目のファーストキス」の山田孝之、「パパはわるものチャンピオン」の仲里依紗、「架空OL日記」の坂井真紀。第35回ワルシャワ映画祭1-2コンペティション部門正式出品作品。
あらすじ
至るところに置屋が点在する島。客の往来のために、本土からは日に二度連絡船が出ている。この閉塞された島で一生を過ごす女たちは、客から聞く外の話に思いを馳せ、男はそんな女たちの夢を一笑に附して島に留まらせる。ある置屋に三兄妹がいた。凶暴凶悪な性格で恐れられている長男・哲雄(佐藤二朗)が店を仕切り、次男・得太(山田孝之)は哲雄に媚びへつらい、子分のように従っている。長女・いぶき(仲里依紗)は長年の持病で床に伏している。ここで働く4人の遊女たちは、哲雄に支配され、得太をバカにして、いぶきに嫉妬していた。いぶきは置屋にいながら唯一女を売らず、優遇されており、その上、誰よりも美しかった。得太はそんな美しいいぶきを幼少のころから見守り、寄り添っていた……。