ゆがみ。〜呪われた閉鎖空間〜 2014-11-22
解説
閉鎖された空間を舞台に怨霊が巻き起こす恐怖を、気鋭の若手監督たちが描くオムニバスホラー。数年前に死んだ姉と話すため、他界した人間と話せるといううわさがある公衆電話を訪れた女子高生が遭遇した恐怖『ツナガル』、自主映画の撮影のため廃トンネルにやって来た大学生たちが悪夢を味わう『メイキング』など、戦慄(せんりつ)のエピソード8編が展開。出演には『リアル鬼ごっこ4』などの相楽樹、テレビドラマ「レディ・ジョーカー」などの鮎川桃果、テレビドラマ「緊急取調室」などの田中広子らがそろう。
あらすじ
「ベッドの下から」空き巣の常習犯クロイワが女性の部屋に忍び込む。いつものように貴重品を物色していると、家主の帰ってくる気配がする。慌ててベッドの下に隠れると、帰宅した家主リエコ(友城ちひろ)が、電話で殺人の告白をする……。「テントの中で」大学生メグミは、一人で登山に訪れる。山頂で、同じく登山を趣味とする大学の先輩アキと偶然出会う。せっかくなので一緒のテントでキャンプを行うことにするが、そこには不気味な先客がいた……。「忘れもの」ラブホテルの清掃員のバイトをしているアヤコ(橘花梨)が、この仕事に嫌気がさしながら部屋の掃除を始めると、携帯の鳴っている音がする。利用客が落としたであろう携帯を見つけるが、その忘れ物が思わぬ怪異を引き起こす……。「メイキング」自主映画の撮影のため、今は使われていないトンネルを訪れた大学の映画撮影班。出口の見えないトンネルが、彼らにもたらしたのは……。「×印の手袋」同僚のOL、カナコとユキは、お昼の休憩時間に近所の公園で昼食をとる。しかし、ユキが早めに戻るため公園を出ようとした瞬間、絶命する。公園にはいつの間にか結界が張られていたのだ……。「報復」死体処理を生業としているチカは、これを最後の仕事にしようと考えていた。後継者を連れ、手慣れた手つきである程度死体を処理し、遺棄現場に向かうが……。「生命保険」ミドリ(末永百合恵)は、自身が担当する生命保険の契約者のもとを訪れる。しかし、そこで待っていたのは呼び出した本人ではなく、その父親だった。不気味な父親は、理解に苦しむ話をする……。「ツナガル」女子高生ミサト(相楽樹)は、死者と繋がると噂される公衆電話を半信半疑で訪れる。彼女は、数年前に交通事故で亡くなった姉と話したいと思っていた……。