花影 2008-03-08

公開:2008-03-08/製作:1961年    old
日本
 

解説

在日三世の女性と釜山の小学校の青年教師との運命の出会いを描いた切ないラブストーリー。身勝手だったヒロインが、ある男性との出会いを通して人間的に大きく成長する姿が描きだされるる。『エクステ』の山本未來が韓国語を猛特訓し、多面性を持つ大人の女を熱演。その相手役を『Mr.ソクラテス』キム・レウォンが演じ、包容力のある笑顔ですべてを優しく受け止める。桜を題材にした幻想的な物語に酔い、運命の皮肉に涙する。

あらすじ

日本で活躍しているジュエリーデザイナー五木尚美(山本未來)は、韓国プサンに建設されるホテルにジュエリーショップを出店するオファーを受け、プサンに向かう。しかし、日本での評判をいいことに高飛車な態度に出てしまい、商談は破談となる。在日三世である尚美は予定を変更し、祖先が眠る「風の丘墓園」へ墓参りに向かう。満開の桜が咲く墓地で祖先の墓が見つからず迷っていた尚美は、小学校教師ソン・スンウ(キム・レウォン)に助けてもらう。スンウは、桜の花びらの中から現れた美しい尚美に目を奪われ、一目惚れする。尚美は日本に帰り、銀座のショップを中心に、精力的に仕事をこなす。尚美は、売れっ子カメラマン土門竜(石黒賢)と不倫関係にあり、彼との結婚を望んでいた。しかし土門に突然別れを告げられる。尚美は失意のまま仕事に没頭し、大阪にもショップを構えようとした矢先、土門との不倫スキャンダルがマスコミに流れる。尚美はマスコミの目を避けるため、育ての親の住む奈良に身を寄せる。すると仕事のパートナー絹代(戸田恵子)から、スキャンダルの影響で売上げが激減し、経営が立ち行かなくなったことを知らされる。恋も仕事も失った尚美の元に、韓国から1通の手紙が届く。それはスンウからのラブレターだった。彼の想いにどう答えたらよいのか、最初は迷っていた尚美だが、両親の励ましもあり、一度彼に会うことを決意。やがて、ふたりは1年前に出逢った満開の桜の木の下で再会を果たすのだった……。

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