スネーク・アイズ 1994-07-09

公開:1994-07-09    old
 

解説

 マドンナによる“マーベリック・プロ”の第1弾。新作映画“鏡のマリア”で夫婦役をすることになったジェニングス(マドンナ)とバーンズ。二人は現実でも惹かれあうものを感じていった。やがてその関係は監督をも巻き込み、次第に虚構と現実の区別を失っていく……。今やNYを代表する監督となったフェラーラが、カンヌで一大論議を巻き起こした問題作「バッド・ルーテナント」に続いてカイテルとコンビを組んだ作品。

あらすじ

映画監督エディ(ハーヴェイ・カイテル)は念願の企画である映画『鏡のマリア』のリハーサルがロサンゼルスのスタジオで開始された。崩壊していく夫婦を演じるのは、TV界の大スター、ジェニングス(マドンナ)とエディの長年の友人バーンズ(ジェームズ・ルッソ)。撮影準備という切迫した中で3人は、映画と現実の間を行き来する。ある日、″夫″が″妻″に無理に関係を迫るシーンで、バーンズは、実際にジェニングスを背後から犯してしまう。もはや現実と虚構の境界線は、暴力的に消し去られようとしていた。撮影中にニューヨークに戻ったエディは、罪の意識から逃れるためか妻に今までの情事について告白するが、混乱し怒り狂う妻を置いたまま再びロスに戻ることになる。『鏡のマリア』のラスト・シーン。どんな仕打ちを受けても頑なに拒む妻=ジェニングに対して夫=バーンズが拳銃を突きつける。悟りを開いたかのように、安らかな表情を見せている妻=ジェニングスに引き金が引かれ、スタジオの中に銃声が轟く。それが虚構=映画での出来事であったのかどうかわからぬままエンド・マーク。

Add files...   
画像をこちらに
 
movieimg/1994/1/11765

◀︎ Back