メビウス 2014-12-06

公開:2014-12-06/製作:2013年    old
韓国
 

解説

「サマリア」「うつせみ」など衝撃作を次々に発表し、「嘆きのピエタ」で第69回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を獲得したキム・ギドク監督が、ある家族間に流れる壮絶な業を描いた人間ドラマ。父の浮気が発覚し嫉妬に狂った母は息子の性器を切断、家族は破滅へと向かっていく。全編台詞なしで描写され、言葉がない分大きな感情のうねりが画面に表れ、家族をめぐる狂気と欲望が語られる。父親を「鰐~ワニ~」「悪い男」など初期ギドク作品に多く出演したチョ・ジェヒョンが、母親と父の浮気相手の二役をドラマ『スキャンダル~春香を愛した男~』のイ・ウヌが、息子を新星ソ・ヨンジュが演じている。

あらすじ

父・母・息子の3人が暮らす上流家庭。家族としての関係は冷え切っていた。ある日、近くに住む女との不貞に気づき、嫉妬に狂った妻は、夫の性器を切り取ろうとする。しかし、あえなく失敗し、矛先を息子へと向ける。凶行に出た後、妻は家を出ていき、夫と息子はとり残される。性器を切り取られてしまった息子は、絶頂に達することができずに生きていくのか。なくしたことで虐められ、生きる自身をもなくした息子。罪悪感に苛まれる中、父は絶頂に達することができる”ある方法”を発見する。それを息子に教えることで、再び父子の関係を築いていく。だが、そこに家を出ていた妻が戻り、家族はさらなる破滅への道をたどり始めるー。

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