郊遊 ピクニック 2014-09-06

公開:2014-09-06/製作:2013年    old
台湾,フランス
 

解説

ベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した『愛情萬歳』や『西瓜』などで知られる台湾の鬼才ツァイ・ミンリャンが、監督引退作として放ったヒューマンドラマ。とある空き家で暮らす父親と幼い息子と娘がたどる過酷な運命を、重厚かつユーモラスなタッチを含みながら見つめていく。主演はツァイ・ミンリャンとタッグを組み続け、自身も監督として『迷子』などを手掛けてきたリー・カンション。現代社会が生み出す人間の孤独に迫った深遠なストーリーもさることながら、精緻なビジュアルにも心を奪われる。

あらすじ

幼い息子と娘を育てている父親(リー・カンション)。水道も電気もない空き家に、マットレスを敷いて眠る3人。父親は不動産広告の看板を掲げて路上に立ち続ける“人間立て看板”の仕事でわずかな金を稼ぎ、子供たちは試食を目当てにスーパーマーケットの食品売り場をうろついている。父親は貧しい暮らしを耐えがたく感じていたが、子供たちは、郊外に遊ぶピクニックのように楽しんでいる。どしゃ降りの雨の夜、父親はある決意をする……。

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