フランダースの犬 1999-08-07 THE DOG OF FLANDERS

公開:1999-08-07/製作:1998年    old
 

解説

 父も無く、幼い頃に母も失ったネロは、貧困にありながら、祖父と共に健気に生活を送っていた。ある日、道端に瀕死の状態でうずくまる労役犬と出会ったネロは、その犬に母のミドルネーム“パトラッシュ”の名を授ける。唯一の友人である、ガールフレンドのアロアをモデルに絵を描き、その隣にはパトラッシュがいる。そんな健やかな生活の中、ネロは大聖堂にかざられたルーベンスの絵画にあこがれを抱く……。

あらすじ

ネロ(ジェレミー・ジェームズ・キスナー、ジェシー・ジェイムズ)はおじいさん(ジャック・ウォーデン)と二人で牛乳配達をしながら貧しく暮していた。画家を目指していた亡き母親の血を受け、絵を描くのが好きなネロの夢は地元出身のルーベンスの絵を一目見ることだった。ある日、ネロは傷だらけになって捨てられた犬を見つける。彼はパトラッシュと名づけ、飼うことにした。兄弟のように仲良しのネロとパトラッシュは、おじいさんが仕事に出られなくなってから二人で配達に行くようになる。また、町で知り合った画家ミシェル(ジョン・ヴォイト)に才能を見出され、少年絵画コンクールに出品するよう勧められる。一方ネロは幼なじみアロア(ファレン・モネット)ども仲良しだが、小麦粉の取引で財をなした彼女の父親は二人の仲をよしとしない。そんな中、アロアの家の納屋が火事になり、ネロに放火の濡れ衣が着せられてしまう。その上おじいさんも亡くなり、家賃が払えず住む家も追われる。ネロに残された一縷の望みは絵画コンクールで優勝することだけだったが、それすら有力者の息子に奪われてしまう。失意に打ちひしがれ、雪の中を歩いていると、アロアの父親が落とした財布を拾う。アロアの家に届け、家族から感謝されるネロ。だが彼はクリスマスのもてなしを断り、吹雪の中ルーベンスの絵のある教会へ。憧れの画家の絵を前に、ネロはパトラッシュとともに絵の中の天使に迎えられるのだった。

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