蛮幽鬼 2010-10-02
監督:
渡部武彦
脚本:中島かずき
公開:2010-10-02/製作:2010年
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解説
劇団☆新感線が2009年夏に東京と大阪で上演した時代活劇を、最新のデジタル技術で映像化した「ゲキ×シネ」シリーズの一作。はるか昔、鳳来という島国を舞台に、無実の罪で投獄され、復讐(ふくしゅう)を誓って脱獄した男が、かつて愛し合った女と再会して運命を狂わされていく過程を描く。主人公を上川隆也が演じるほか、堺雅人、稲森いずみ、早乙女太一ら豪華キャストが集結。臨場感あふれる舞台の迫力を、映画館で堪能したい。
あらすじ
遠い昔。ようやくひとつの政権で統治され始めた島国・鳳来の国。無実の罪で監獄島に幽閉された伊達土門(上川隆也)は、濡れ衣を着せた者たちへの復讐を誓い、10年の歳月を生き抜いていた。監獄島の奥深くに捕らえられていた“サジ”と名乗る男(堺雅人)と出会った土門は、彼を解放することを条件に、協力を得て脱獄。復讐を果たすべく歩みを進めるが、その前に立ちはだかったのはかつて将来を誓った女、美古都(稲森いずみ)だった。そしてその傍には、美古都への忠誠心に生きる舞の名手であり剣の達人、刀衣(早乙女太一)の姿が。さらに、鳳来の国では様々な人物が土門を待ち受けていた。勘は鋭いが女と欲に塗れた右大臣、稀浮名(山内圭哉)、豪快な浮名の父、稀道活(橋本じゅん)、美古都の父で道活と対立する左大臣、京兼惜春(千葉哲也)、自慢の剣で美古都を守る武人頭、遊日蔵人(山本亨)。さらには、蛮教の大神官となった鳳来国の学問頭、音津空麿(粟根まこと)、命を救ってくれた土門を仲間たちと共に支えるハマン王朝の姫ペナン(高田聖子)といった人物まで……。様々な人々との出会いを経て、土門の復讐は果たされるのか?サジと名乗る男は一体何者なのか?そして、美古都の心の奥底に秘めた想いとは……?