親分はイエス様 2001-09-01
公開:2001-09-01/製作:2000年
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解説
極悪非道の数々を繰り返したヤクザたちがあることをきっかけにキリスト教に目覚め、伝道集団として活動するまでになった実在の集団“ミッション・バラバ”をモデルに渡瀬恒彦主演で映画化したドラマ。主人公のヤクザには韓国人の妻と小さな娘がいたが、ある不始末から妻子を残し逃亡を余儀なくされてしまう。その間、彼の無事を祈り、ひたすら彼を信じて待つ妻の心の支えとなったのはキリストの教えだった。
あらすじ
山政会若頭補佐の木原勇次は、中森組との激しい抗争の日々に明け暮れていた。だが長引く抗争に次第に手打ちの気運が高まり、組に見捨てられた勇次は大阪へ身を隠すが、クスリに溺れ心身共にボロボロになってしまう。そんな彼を救ってくれたのは、教会の牧師だった。そして、それを機にクリスチャンである韓国人妻・盛愛の待つ家に戻った勇次は、贖罪の為、十字架を背負って日本を縦断したいと考えるようになり、日本縦断リバイバル十字架行進と銘打ち、故郷・鹿児島県の教会をスタート、道行く人々に罪の告白をしながら、行進を始める。途中、心に傷を抱えた民宿の主人・玉城やチンピラ、トラックの運転手が参加。また道中、宿命のライヴァル、中森組若頭補佐・島と決着をつけることにもなった。やがて、東京へ帰って来た勇次は、今度は妻の故国である韓国をゴールと決め、新たな旅立ちを決意。そしてその地へ赴いた彼は、結婚に反対していた妻の父親と会い、許しを得るのであった。