JOHNEN 定の愛 2008-05-31

公開:2008-05-31/製作:2008年    old
日本
 

解説

昭和11年に起きた衝撃的な猟奇殺人事件を基に、『花と蛇』シリーズの杉本彩が事件の張本人である阿部定を演じる愛憎劇。過去に何度か映画化された阿部定を描いた作品とは一線を画し、斬新な映像感覚でつづる“総天然色ポルノグラフィ”。監督は『新・悲しきヒットマン』の望月六郎。そして阿部定がほれ抜く石田吉蔵役には『IZO』の中山一也ほか、内田裕也、高瀬春奈、江守徹など個性派が名を連ねる。女の情念を表現しながらもスタイリッシュなキャラクターに阿部定を作り上げた杉本彩の力量が光る。

あらすじ

とある海岸。カメラマンのイシダ(中山一也)はヌードモデルの撮影を行っていた。そこへ、どこからともなく金髪の謎の老紳士オオミヤ(内田裕也)とその妻サダ(杉本彩)が現れる。その姿を目にしたイシダの視線は、途端にサダに釘付けになる。初めて見たサダの狂おしくも怪しい美しさに心奪われるイシダ。「やっと逢えたのね、吉蔵さん…」。サダは不可解な言葉を発して、燃えるような緋色の長襦袢にしたたる漆黒の洗い髪で恨みがましく彼を見つめる。オオミヤは、彼にサダの撮影を依頼。それに応じてカメラのシャッターを切り始めるイシダ。しかし、彼女の視線に射すくめられた彼は、やがて撮影のことを忘れ、彼女の開いた下肢の間に倒れこんでいく。愛の情念を迸らせるように激しく貪りあうサダとイシダ。それはやがて時空を越え、二二六事件で世間が騒然としている暗い世相の東京へと向かう……。

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