ラブコメ 2010-09-25
解説
松久淳と田中渉が共同執筆した小説を『ROOKIES -卒業-』の平川雄一朗監督が映画化したラブコメディー。男勝りで豪快な生花店店長と、純朴な草食系男子の不器用でもどかしい恋愛模様を生き生きと描く。男勝りなヒロインを『パレード』の香里奈が務め、その相手役を『七瀬ふたたび』の田中圭が好演する。彼らを見守るアルバイト店員役の北乃きいや、声優役の渡部篤郎らと共に織り成すハッピーな恋物語に心が躍る。
あらすじ
下町で花屋を切り盛りする3代目店長の松田真紀恵(香里奈)と17年ぶりに再会したアニメ脚本家の美晴(田中圭)は、運命の恋に落ちてしまう。しかし、それは真紀恵が元彼・江島(塚本高史)ともう一度付き合い始めるという最悪のタイミングだった。そんな二人を冷やかしながらも見守っているのは、真紀恵の営む松田花店のアルバイト・涼子(北乃きい)と、美晴の作品で声優を務めるバツイチの西島(渡部篤郎)。美人だけど豪快、男勝りな真紀恵に対し、美晴は自分の気持ちをはっきり言い切れず、彼女に振り回されながらも、二人は次第に距離を縮めていく。一方で、涼子と西島のちょっと複雑な恋も進行していた。キャバ嬢・スミレという顔も持つ涼子は、その客として西島と出会った。軽い口調で涼子に近づく西島だったが、一人息子に対する彼の優しさを垣間見、涼子はその姿が心に残って離れない。しかし、西島と前妻との関係を目の当たりにし、涼子の気持ちは揺らいでいた……。そんな中、本当の気持ちに不器用なまま、江島との関係を続ける真紀恵に対し、美晴はある決意をする。やがて、美晴と会えなくなり、江島とも距離を置く静かな日々が続いた後、真紀恵はやっと自分の素直な気持ちに気付き始める。17年越しのこの恋は運命と呼ぶに相応しいある懐かしい記憶に包まれていた……。