解説
南国フィリピンのリゾート地、ボラカイ島。ここにひとりの男がやってくる。男は宿となるコテージに着くと早速パソコンに向かい文章を打ち始める。男の名は“高橋”。南の島を舞台にした小説を書くためにここへやって来たのだった。高橋は部屋にこもりひたすら小説を書き続ける。一方、小説の中の主人公“タカハシ”は映画のロケハンにこの島にやってきた青年。高橋とは対照的に、ビデオカメラ片手に島中を歩き回る。ある時、高橋の前に不思議な娼婦マリアが現れ、高橋は次第にマリアに惹かれていく。やがて、タカハシもまたひとりの美しい少女と出会う……。