銀幕版 スシ王子! ~ニューヨークへ行く~ 2008-04-19 SUSHI PRINCE GOES TO N.Y.
解説
スシ一家に生まれた主人公“スシ王子”が全国でスシ修行に励み、悪と対決するドラマ「スシ王子」の劇場版。数々の刺客と寿司対決を繰り広げてきたスシ王子が、スシの命=シャリを極めるためニューヨークへ武者修行に出る。監督の堤幸彦と同じく堂本光一がドラマ版に続いて映画単独初主演、主題歌も担当する。力の入ったマンガ的なギャグ映像の連続に加え、異国の地で日本人の信念と誇りを賭けたダイナミックな寿司バトルも見もの。
あらすじ
半年の船旅を経て、米寿司(堂本光一)はニューヨークにやって来る。司は、マンハッタンにいるというシャリの達人の店を探すが、日本の寿司とは程遠いニューヨークのスシ事情に驚く。3軒目に辿り着いた寿司屋「八十八」にシャリの達人・俵源五郎(北大路欣也)がいた。さらにそこには、日本で一緒に旅をしていた河太郎(中丸雄一)の姿があった。一足先にアメリカで修行を始めていた河太郎には、ナエ(太田莉菜)という恋人もできていた。以前は活気があった八十八も、店の乗っ取りを企むペペロンチーノ一味の嫌がらせにより、客足が途絶えている。今は、自称アーティストの関西人ハルキ(伊原剛志)、店の用心棒を務める豊穣稲子(釈由美子)、元米兵のマクガイヤー、キューバからの亡命夫婦だけが常連客となっていた。店の乗っ取り工作の裏で糸を引いているのは、ニューヨークのスシ屋を牛耳るミスター・リン。源五郎は、初めは司の弟子入りを拒むが、次第にその熱意に心を動かされ、司に稲作りを手伝わせるようになる。河太郎は、源五郎が司を特別扱いするのがおもしろくない。ミスター・リンはそこにつけ込み、河太郎に裏切りをそそのかす。エスカレートする嫌がらせに、源五郎はついに店じまいを決意する。しかしミスター・リンは、店の存続を懸けた寿司対決を申し出る。ただしその大会に出場し寿司を握るのは司という条件つきであった。いよいよ決戦の日。リンの華やかな寿司に一時審査員はリンに軍配を上げる。だが、後に司の寿司は審査員個人個人にあわせた寿司であったことを知った審査員一同は感動し、司に軍配が上がる。勝負に負けたリンは、仮面をはずす。リンの正体は実はハルキだった。勝負を終え、シャリの極意も習得した司は、再び世界へ修行の旅に出るのだった……。