ねこばん3D とび出すにゃんこ 2011-01-22
公開:2011-01-22/製作:2010年
old
解説
『最後の忠臣蔵』などのベテラン、伊武雅刀を主演に迎えた心温まるフル3D猫映画。定年退職した男性が、猫たちと過ごす時間を通して人生を見つめ直す姿を迫力の3D映像で映し出す。主人公の妻を好演するのは、『那須少年期』などの演技派りりィ。『幼獣マメシバ』や『ねこタクシー』など、動物系の作品に数多く携ってきた永森裕二が脚本を手掛ける。悲哀がにじむ男性の生き方とは対照的に、自由奔放な猫たちの日常に笑みがこぼれる。
あらすじ
根本勲(伊武雅刀)、60歳。電車の運転士を定年退職して3か月。妻の敏子(りりィ)は根本と入れ替わるかのように習い事を始め、昼間は留守がち。趣味もなく、時間を持て余す根本の家の庭には、毎日違う猫がフラっとやってくる。毎日その猫たちをなんとなく眺めて暮らすのが彼の日課だった。ある日、娘から5歳の孫、ちずるの世話を任される根本。だが、当のちずるは根本にまったく懐かず、困り果ててしまう。その上、冷蔵庫のボードには“お風呂。おフトン。廊下の電球。お願いします”と妻からの指令が。慣れない家事をこなして悪戦苦闘していると、女性ものの下着を首に巻いた猫が目の前に現れる。慌ててその猫のあとを追う根本。だが、屋根に登ったものの、ハシゴが外れて取り残されてしまう。家の中には孫娘と沢山の猫たち。そして、やりかけの家事の数々。屋根の上に一人残された根本の運命はいかに……。