ルビー・スパークス 2012-12-15 Ruby Sparks

脚本:ゾーイ・カザン
公開:2012-12-15/製作:2012年    old
アメリカ
 

解説

『リトル・ミス・サンシャイン』の監督、ジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリスがメガホンを取ったロマンチックなラブ・コメディー。スランプの作家と彼が作り上げた理想のキャラクターが、現実の世界で恋をする様子を映し出す。作家を『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』などのポール・ダノが演じ、『恋するベーカリー』のゾーイ・カザンがヒロインを務めるとともに脚本も手掛ける。ファンタジックなストーリーと、ポールとゾーイのキュートな振る舞いに笑みがこぼれる。

あらすじ

カルヴィン・ウィアフィールズ(ポール・ダノ)は、19歳で天才作家として華々しくデビューしながら、その後10 年間、ベストセラーを出せずに自信を失っていた。周囲に心を閉ざした彼が親しく話をするのは兄のハリー(クリス・メッシーナ)とセラピストのローゼンタール博士(エリオット・グールド)、犬のスコッティだけ。セラピーの一環で大好きな人のことをレポートに書くよう指示されたカルヴィンは、その夜、夢に見た素敵な女の子を主人公に小説を書き始める。その女の子の名前はルビー・スパークス。まるで彼女に恋したかのように小説を書き進めるカルヴィン。ところがある朝、彼が目を覚ますと、キッチンにルビー(ゾーイ・カザン)が立っている。それが夢ではないことを知ったカルヴィンは大喜び。これが、ルビーと過ごす楽しい日々の始まりだった。“フランス語が堪能”と彼が書けばフランス語を流暢に喋るなど、小説通りに振る舞うルビー。彼女が想像の産物であることを知っているのはハリーだけ。しかし、彼女を愛するカルヴィンは、2人の関係を壊さないためにと、小説の執筆をやめてしまう。自由奔放な母、ガートルード(アネット・ベニング)、その恋人モート(アントニオ・バンデラス)ともすぐに打ち解けるルビーだったが、周囲と関わろうとしないカルヴィンに寂しさを覚えた彼女は、やがて距離を取るようになる。新しい仲間たちと交流するルビーの姿に、みじめな気分を味わったカルヴィンは、再び小説を思うように書き替えてゆく。ぎくしゃくする2人の関係は、カルヴィンに嫉妬する作家、ラングドン・サープ(スティーヴン・クーガン)の出版記念パーティーで転機を迎えた。下着姿でプールに飛び込もうとするルビーを咎めるカルヴィンに対し、彼女はカルヴィンが自分に干渉しすぎると怒り、家を出て行こうとする。ついにカルヴィンは、ルビーが自分の創作物だと彼女に告白してしまう……。

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