あの日の声を探して 2015-04-24

公開:2015-04-24/製作:2014年    old
フランス
 

解説

『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス監督が『山河遥かなり』にアイデアを得て、現代のチェチェンを舞台に声を失った少年とEU職員の女性の奔走を描く感動ドラマ。ロシアの侵攻が原因で両親がこの世を去り声まで失ったチェチェン人少年が、EU職員の女性と出会い、生き別れた姉と弟を捜すべく必死に生きる姿を映し出す。主演は、『アーティスト』のヒロインを務めたベレニス・ベジョ。『キッズ・オールライト』などのアネット・ベニングが共演する。凄惨(せいさん)なチェチェンの様子に胸を痛めると共に、少年の純粋な姿が涙を誘う。

あらすじ

1999年、ロシアに侵攻されるチェチェン。両親を目の前で殺され、声を失った9歳の少年ハジ(アブドゥル・カリム・ママツイエフ)は、姉のライッサ(ズクラ・ドゥイシュビリ)も殺されたと思い、まだ赤ん坊の弟を見知らぬ人の家の前に捨て、一人放浪していた。子供さえも容赦なく攻撃してくるロシア軍をかわし、ようやく街へたどり着いたハジは、フランスから調査に来たEU職員のキャロル(ベレニス・ベジョ)に拾われる。仕事を人生の第一優先と考え、家庭も持たず、離れて暮らす母親のことも煩わしく感じていたキャロルであったが、ハジと出会い、自分の手では世界を何も変えられないことを知る。せめて目の前の小さな命を守りたいと願い始めたキャロルは、ハジが生き別れた姉弟を捜し出そうと奔走するが……。

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