銃声 LAST DROP OF BLOOD 2003-06-14
公開:2003-06-14/製作:2003年
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解説
横浜・中華街のとある高級中華料理店。暴力団同士の抗争と見られる発砲事件が発生し、松和組組長ら4人が死亡、会食のため同席していた竜成会会長・小田中が重傷を負った。警察や暴力団関係者らは、この事件を関西の暴力団の仕業とみて、東西の戦争勃発を警戒した。その頃、かつて竜成会に属していた萩原正一は、愛する妻・京子のため、堅気に戻り穏やかな生活を送っていた。今回の大規模な抗争にも決して関わりを持とうとはしなかった。しかし、昔の弟分・修司が非常な裏切りで命を落とした時、正一の中の何かが壊れるのだった…。
あらすじ
ヤクザの世界から足を洗い、愛妻の京子と静かな生活を送っていた正一の耳に、かつて属していた竜成会と敵対する松和組との手打ち式が何者かに襲撃され、会長の小田中が重傷を負ったと言う報せが届く。事件は東京進出を企む大阪・竹山会の仕業かと思われたが、正一の弟分・修司だけはそれが世代交代を目論む幹部の島津と松和組の中田の謀略であることを掴んでいた。ところが、身内の裏切りにショックを受け島津と中田を撃った修司は、その際、実は襲撃事件そのものが松和組を傘下に収めようとする小田中の奸計だったことを知ってしまうのである。島津と中田は、事件に乗じただけだったのだ。信じていた小田中の卑怯なやり方に憤る修司。しかし、彼は妹・瞳の戴帽式に向かう途中、ヒットマンに命を奪われてしまう。修司の無念を晴らすべく復讐を誓った正一は、単身、小田中の参加するゴルフ・コンペへと乗り込むと、壮絶な銃撃戦を展開。小田中を倒すが、彼が生きて再び京子の元へ戻ることはなかった……。
