センチメンタルシティマラソン 2000-06-10
解説
女優として活躍を続けるともさかりえが主演し、タイランドでの約1ヵ月のロケを敢行した、おしゃれでキュートなサスペンス・ストーリー。共演は佐伯日菜子。喧騒の街角。離れ離れになった姉妹、マチネとソワレ。マチネは暗殺者として、ソワレは言葉を失いフラワーショップの店員として生きている。姉は絶対の指令にとまどい命を危険にさらしながら、妹は失望と希望の中で前向きに生きることを誓いながら、境遇の違う二人は互いに互いを捜し求める……。
あらすじ
【Chapter 1】熱気と喧噪に包まれた街。元締Xの指令の下、確実に汚れた空気=ターゲットを始末していく凄腕の暗殺者・マチネには、生き別れた妹がいた。危険な仕事に身をさらす一方で、妹を探し続けるマチネ。ある日、彼女の前にフェイと名乗る女が現れた。「あなたの仕事、本当に人のためになってると思う?」そう言う彼女は元締の娘だった。自分の欲望の為に母を殺した父。フェイは、そんな父を殺す機会を狙っていたのだ。だがフェイは元締の送ったスウィーパー、モンドに殺され、マチネも命を狙われてしまう。そんな元締に反旗を翻すマチネ。彼女は元締とモンドを抹殺することに成功するも、かつて殺したターゲットの妹・コミケに刺されてしまう…夢を見る。【Chapter 2】幼い頃の事故で言葉を失ったソワレは、花屋で働きながら生き別れた姉を探している。そんな彼女を優しく見つめ、いつも花を買いに来るミカミは、彼女の力になりたいと姉探しの手伝いをしてくれていた。一方その頃、探偵・ユウスケの元に、生き別れた妹を探して欲しいという依頼が舞い込んだ。それがソワレであると直感した彼は、早速そのことをソワレに知らせる。だが、実はそのルルナという女性は他人の記憶を自分のものとして認識してしまう特殊な記憶喪失患者だったのだ。彼女が人違いだと知ったソワレは、しかし力を落とすことなく姉探しの旅に出発するのであった…。