六月燈の三姉妹 2014-05-31
監督:
佐々部清
脚本:水谷龍二
公開:2014-05-31/製作:2013年
old
解説
鹿児島で和菓子店を営む一家を舞台に、経営不振の店を再建すべく3姉妹が奮起する姿を描いたホームコメディー。大型ショッピング店の台頭に悩む商店街で、3姉妹が店の立て直しに奮闘しながら、家族のあり方を見つめ直す姿をつづる。3姉妹には、次女に吹石一恵、長女に吉田羊、三女に徳永えりがふんし、津田寛治や市毛良枝が共演。監督は、『半落ち』『ツレがうつになりまして。』などの佐々部清。現代の世相を織り込みながら描かれる、互いに協力し合う家族の姿や人々の温かさ、地域の祭りの様子など今も昔も変わらない人間模様に感動する。
あらすじ
鹿児島のとあるシャッター商店街にある家族経営の和菓子店・とら屋。大型ショッピングセンターの進出による客足減少で赤字に苦しむこの店を経営する中薗家は、家族とはいえ、母・惠子(市毛良枝)と菓子職人の父・眞平(西田聖志郎)はすでに離婚していた。長女・静江(吉田羊)は出戻り。次女・奈美江(吹石一恵)は税理士事務所を経営する夫・徹(津田寛治)と離婚調停中で、一時的に実家に帰ってきている。三女・栄(徳永えり)は結婚直前に婚約を破棄して実家に戻り、現在は妻子ある男性と不倫関係にある。そこに奈美江を追って、徹が東京からやってきた。とら屋再建のために背水の陣を敷いた一家は起死回生の大作戦として、鹿児島のお祭り・六月燈の夜に新作和菓子“かるキャン”を販売するが……。