前橋ヴィジュアル系 2011-03-12
監督:
大鶴義丹
脚本:一雫ライオン
公開:2011-03-12/製作:2011年
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解説
俳優・大鶴義丹が原案・企画・監督を務め、音楽でいつか成功したいと夢見る農家の青年たちの葛藤(かっとう)を描いた青春ドラマ。農業とバンド活動との両立など現実に直面した主人公が、ある出来事をきっかけに再び夢へと向かう様子をコミカルにつづる。「3年B組金八先生」などの風間俊介が映画初主演を飾るほか、黄川田将也、杉浦太雄など若手俳優たちがバンドメンバーを熱演。ヴィジュアル系バンドに成り切った彼らのパフォーマンスは見逃せない。
あらすじ
群馬県前橋市。町から離れた田舎に住むタクジ(風間俊介)は、ヴィジュアル系バンド“プリンシパル”を結成して音楽活動をしていた。メンバーは、リーダーでリードギターのジュン(黄川田将也)の他、ケン(藤田玲)、シュンジ(杉浦太雄)の3人。熱狂的なファンはいるものの、ライブハウスでの観客はせいぜい20人程度。小心者の彼らは、パンクバンド“鈍牛”のボーカル龍二(加藤和樹)を目の当たりにして、その迫力にビビってしまう。昼間は姉夫婦の農業を手伝うタクジ。いつかプロになり、有名になるという夢はあるものの、田舎暮らしの現状では、なかなか叶いそうもない。そんな中、キャバクラ嬢のミミ(森下悠里)と交際するジュンが、父親が腰を痛めて農業ができなくなったことから、家業を継ぐためにバンドを脱退することになる。ジュンを失い、プリンシパルに訪れたバンド存亡の危機。その一方で、姉の妊娠が判明した上に、家の働き手が足りないなどの問題も出てきて、真面目に生活を考えなければいけない状況に追い込まれる。現実に直面したタクジは、音楽を捨てることを決意。だが、ファンの1人だった農協の職員マヨコ(八代みなせ)との出会いが、やがてタクジ、そしてプリンシパルに奇跡をもたらす……。