石の降る丘 2011-01-08
監督:
高橋洋平
脚本:高橋洋平
公開:2011-01-08/製作:2010年
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解説
因縁の事件の後、雨と石が同時に降るようになった村を舞台に、その異常事態を収めるため村出身の若者たちが奮闘する異色ドラマ。テレビドラマ「戦場のガールズライフ」の高橋洋平が脚本と監督を務め、コメディーとシリアスな人間ドラマの境界線をいく、ファンタジックな語り口で一風変わったドラマを構築。『BECK』の古川雄大、『君へのメロディー』の佐々木喜英、『鎧 サムライゾンビ』の中島愛里ら若手キャストのさわやかな演技も見逃せない。
あらすじ
かつて雨の降らない村だった安吾村は、高名な雨乞い師によって干ばつから救われた。だが、ある事件をきっかけに雨乞い師は村人に殺されてしまう。その日から村には雨が降り続き、村の全てを流し去ってしまった。雨乞い師の祟りだと思った村人は、雨乞い師が大切にしていた像をご神体として祠を建てて祀る。その後雨は止んだが、以来雨が降ると必ず石が降ってくるようになり、それを恐れた多くの人々は村から離れ、いつしか安吾村は限界集落と呼ばれるようになった……。津村外史(古川雄大)が東京から故郷の安吾村に戻ると、村では異変が起こり始めていた。いち早くその異変に気づいた外史の幼馴染み、石川修治(佐々木喜英)とその妹、初代(中島愛里)が祠に駆けつけると、村人達によって大切に守られてきた祠は何者かによって荒らされ、ご神体が消え去っていた。降り止まない雨。落ちてくる石。更に迫り来る致命的な事態。これは男色であった雨乞い師の祟りだという老婆は、神の怒りを鎮めるために童貞の男を捧げなければならないという。そこで村人の中から外史と修治が選ばれ、生け贄として丘に埋められてしまう……。